今月のメッセージ
産土 の神様のこと (六)
日垣宮主
だんだんお話が少しずつ難しくなって参りましたがお聞きください。
只今宮主が学び会を開き 著者に表す 古事記眞伝への文の一番始めに申します。
神代七代
の神々がありまして此の神々が初めて天地を創造致しましたと記すのですが 此の神々こそ産土の大神の根元であります。
うましあしかびひこぢ大神
とよくもぬ大神
あめのとこたち大神
くにのとこたち大神
うひぢに大神
すひぢに大神
つぬぐひ大神
いくぐひ大神
おほとのぢ大神
おほとまべ大神
おもたる大神
あやかしこね大神
此の神々の前に
造化三神
と申しまして
天
の
御中主
神美
むすび
高美
むすび の三神があります。
そして前回述べました
少名彦那
大神
大穴牟遅
大神 二柱の神は此の造化三神が御自身からお分けなさったところの 人間界形成の神魂であります。
そして此の神々は全部 御一体と申します。
その意味は
人の手に十本の指があるでしょう その十指は左右の腕から出ておりますが其の腕も亦一体の人体そのものでしょう。
そして指はそれぞれ 私は中指ですとか私は薬指とは申しません。
七代の神は
生生界
の神でありました。
産土の神様は日本全土に亘ってお祀りされておりますが 何れも大きな神社ではありませんけれど其の神々の 神界の奥 は無限の展がりを秘めております。
さあ大変です。
斯
の様な天地創造神界が本当に此の様に小さな神社に収まっているのでしょうか?
考え方を少し変えてください。
一冊の本があります。
その一頁を開けば一頁だけが見えるでしょう 二頁 三頁 そして無限頁を持つ神本が産土の神界でありますから 産土の神は拝む人の眞心の分だけ産土の頁が開きます。
文字が読めるから本が読めます。
文字を学びましょう。
何処で学びますか。
古事記 眞伝への文 から学びましょう。
あなたの学力につれて此の本の頁は限りなくあなたを産土の神界へ導くことでありましょう。
二〇〇七年一月三〇日