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今月のメッセージ


十二支のお話

日垣宮主


 今年は 卯年 と申します。
 卯年の事を兎の年と思う人も沢山おりますが何故卯年が兎の年なのでしょうか。
 人が此の世に生きてゆく一ヶ年が獣類に支配される道理はありません。
 十二支と申しまして ネ ウシ トラ ウ タツ ミ ウマ ヒツジ サル トリ イヌ イ の十二を数えるところの支配霊を、時の流れの中におまつり申しあげまして其の支配霊を大切にする心掛けで人生の乱れを止めました。
 ですから、一ヶ年を十二ヶ月に分け・十二ヶ月を四季に分け・春 夏 秋 冬・の季節の変わり目に 神の営み を感覚したところから十二の支配霊をおまつり致します。
 一日を二十四時間に分けまして、二時間毎に時刻の霊神を配しました。
 その時刻も・子の刻・丑の刻・から亥の刻まで十二の数を数えます。
 では時を計ったり日数や年の数を計る便利上此の様な数え方をしただけなのですかと申しますと 是れが 不思議な生きものでして一つひとつが霊力を発揮するのです。
 では、何が其の様な霊力を発揮するのでしょうかと考えてみますと、その原因は太陽と月の動きにありました。
 日の出から日没迄の太陽が地球に及ぼす影響があります。
 月が新月から満月になって無月になる迄に地球へ及ぼし人々に及ぼす影響がございます。その影響を十二に支別け致しますと生きた暦が生まれます。
 それが十二支でありました。
 ですから、獣達の姿を十二獣に活用させていただきますが、本来の十二支は・ネ—息が初めて生まれます・ウシ―息が生命力を発動します・トラ―生命力が充実し始めます・ウ―其の生命力がそれぞれの必要に応じて分かれてゆきます。
 今年はウ年でありますから、今迄三ヶ年に亘って流れてきた世相が蓄えたところのエネルギーを分岐させます。
 昨年トラ年は地球が生命力を充実させた為に大きな災害が到る処に発生しました。
 では今年 ウ年 はどうなるのでしょうか。
 地球の変動が、人間界の変動へ移りましょう。
 山が崩れたら大変です・被害続出です・けれど・やがて平地が生まれて人々が生活する平野に変わるでしょう。
 でも崩れる時は気を付けねばなりません。
 卯年です兎年です・兎さんは坂を登る力は強いけど下り坂では走れません。
 皆んな人生の坂を登る覚悟で努力せねばならないと思います。
 人生の分かれ路が沢山沢山出てきます。
 宮主が神戸に築いた・日本祈りの宮・霊の齋城・が大きな力になることでありましょう。

2011年1月1日


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