HOME > 今月のメッセージ

今月のメッセージ


海と津波と地震との対話

日垣宮主


 大きな津波と地震が日本列島の鬼門(東北)に発生しました。
 寄せて来る津波と国土を揺すり上げる地震に心がございます。
 津波の心を想いました。
 地震の心を想いました。
 海の心があります、波の心があります、その心波を見ているうちに波の磁気波を知りました。
 波の流れに心があります、その心に磁気が入っております。
 海から寄せてくる波は陸地へ向かって語りかけております。
 砂浜へ寄せる波が声を挙げます ザァーッザァーッと声を挙げます、陸へ向かって語りかけております。
 波が引いてゆきます、その時、浜の砂が鳴ります、陸地から海へ語りかけです。
 千年も万年も昔から斯うして語り合ってきた海と山です、海と陸地です。
 其処へ人間が住む様になりました。
 海の都合も、風の都合も、波と浜辺の都合も無視した人間が浜辺に家を建てて住む為に波浪が邪魔になりますので波が来ない様に堤防を築きました。
 十年たち百年たちました。
 海から大きな津波が来て堤防を越え家を流しましたので、今度は、もっと高い堤防を築きました。
 もう是れで大丈夫と思ったところ、今度は、更に強烈な津波が来て家も堤防も一切を破壊したのです。

 私は海の波に尋ねました。
海が応えてくださいました。
毎日、日が昇ります、月が昇ります、星空が煌めきます――お日様やお月様の光の中に入っている生命の磁気と磁力が海水に吸い込まれますと、海水が万象を生かす磁力と光波の粒子体になって陸地へ其の生命力を送ります。
砂浜が持っている陸地の磁気と海水の磁気が結んで、万象生育の力を発揮します。

 ところが、陸地に堤防が築かれてしまいましたので海から寄せて行く生命磁気が跳ね返る様になりました。
跳ね返る波と磁力が堤防の下方へと沈み込みますので、昔から砂浜へ流れた砂の生命力は沿岸の海底をめがけて集積されながら堤防破壊の時を待ちます。

 海底から陸地の底へ向けて注ぎ込む磁気波が大地の底で次第に波動力を強くしまして、その結果大地震を発生させますと、海の波も堤防の下から揺すりあげる力で堤防を浮き上がらせます。
人間達は地殻の変動から地震を発生させたと思っていますが地殻変動は地磁気の爆発した結果なのです。

 此の様なお話を聞かせて下さいました。
続きは此の次に致します。

2011年6月1日


» インデックスページに戻る

美剣体道サイトへ