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今月のメッセージ


日本民族のみたま祀り

日垣宮主


 今月は神式のみたま祀りと仏式のみたま祀りの違いをお伝えします。

 そもそも神式と申します祭祀は教祖が神様で仏式は教祖が人間であります。
神様は人を生みます。森羅万象を生みますから 殺す と言う思想はありません。死ぬと言う思想もありません。
人は神に生命を貰って生まれます。
森羅万象も神の生命を貰って生まれます。
人も神も万象も生き続けます。
ですから肉体が無くなっても 霊魂魄 ( れいこんぱく ) と言う体質が生き続けます。
世界中で日本だけが神道を保有するのですが、それにはそれだけの理由があるのです。
仏教は元来人の霊魂など認めないで死んだら一切が空に帰りますと教えます。
諸行無情と申しまして生きている者すら其の中の真情を認めません。
悟りを開くと申しますが、悟りとは諸法空相を知ることであります。
或る寺で宮主が死後の人間の事を尋ねた時、死後の世界など存在しません。死とは無に帰ることですと申しました。
墓場と申す所は不用になった物を始末すると云う意味の言葉でした。
神道の中心は天皇であります。
昔から天皇に限って争いはありません 殺し合いもありません。永遠の生命を祭祀する根元が天照大神で、一切を生かす日の神こそ天皇の根元です。
仏教は日本国へ入って来て天皇家に争乱を伝えたのです。天皇が上皇になると僧体になって次は血族の殺し合いの歴史に入っております。
要するに此の国の人間は神官も僧侶も同じ日本人で先祖を大切にする一族であることは確かであります。
死者を葬る時、生きた人と別れる思いで葬式をします。死後も生きている父母を思う様に墓参りをします。
ですから、仏式でも神式でも日本式なのです。
けれど其の日本式の中で、神社を大切にし祭礼を欠かさない日本民族は間違いもなく神式民族なのです。
神前で南無阿弥陀仏と称えても日本語の祝詞なのです。日本人の声で日本の言葉でみたま祀りすれば形が何であれ、神式で日本式なのです。
今こそ私達は神道民族、天孫民族、そして天皇民族の誇りに生きるべきなのです。
神社も無ければ寺院もありません。日本人で天皇一族が私達で其処は神式人生の国なのです。

2012年7月2日


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