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今月のメッセージ


訪れた異常気象は何を知らせるか

日垣宮主


  日垣宮主宛に、食べものに就いて教えて下さいと言う問いがあったので乏しい知識の中からお答えしたので今月のメッセージに記すことにした。
 地球に陽極と陰極があって其の大地に生きる人間は、それぞれ自己を養う為に食糧を求める。
 極北の寒冷地の人は、陽の食生活を以て生きねばならない。
 陽の食糧は肉食になる。
 南の熱帯地の人は、陰の食を求めるので果実類から冷食を求める。

 日本列島に住む者は南から北迄延びる両極から熱帯と寒帯と中間の温帯の中に於いて其の身を養う食を求めるので、沖縄から九州に住む者と北海道に住む者は同じ食を求める事はできなかった。

 此処に民族と血液の相違があるので同じ日本人でも思想の相違がある。
 従ってそれぞれの食生活を異にするのは当然であろう。
 人は自からの体質を知らねばならない。
 最近、全国的に発癌の患者が増加しつつあるのは自己への体質を考えない無智が原因なのだ。
 寒冷地の人の体質は冷凍の食品に堪えられるのだが熱帯から温帯の地に育った者は冷凍食に堪えられない。
 元来の菜食民族は其の体質、血流、気流を停滞させる食料は避けねばならない。

 酒食は一見して血流を良くするかの様に見えるのだが、寒冷地の飲み物である。
 表面に出る血色の下で血液の粒子が凝縮してゆくことを知らねばならない。
 肉食は陽の食品であるが同様に表面の陽にくらべて体内の血流粒子を凝縮させている。
 温帯の人の遺伝子は肉食の影響で血流が冷却に堪えられず内臓の到る処で血流を滞らせる結果、発癌に到るのだ。
 全国に冷暖房が行き渡ると民族の遺伝子が自己防衛力を失って其の結果、血液、血流に関わるさまざまな病気を惹きおこすのだ。

 発癌も老人性痴呆症も此の様な悪循環の一端と知らねばなるまい。

2012年10月1日

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