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今月のメッセージ


国引きの話

日垣宮主



 日垣宮主は東京から埼玉県の飯能市郊外高麗川沿ひの東吾野に神修の滝を築いて生死の境を往来する一時期がありましたが 其の折 出雲神界の神からの神示で「出雲大社へ行き神山の山麓に於いて満月祭せよ、その祭祀を通して月夜見の世界へ入っている大国主命が新生降臨するであろう」と示された。
 初めて訪れた出雲大社で、今西と名乗る神職の好意で格別の参拝・神の瀧の禊、そして神体山麓深夜の祭祀をすることができました。
 山の上空に美しい満月が見れ、その中から神光が降って参りました。大国主の神魂に触れて出雲神界の神秘を次々に伝へられる旅路の始まりです。
 その中に、八束水臣津野命 ( やつかみずおみつのみこと )  と申される神が国引きの神話と共に触れて参ります。
 国土がもっと広くなれと言って此の神が国引きの太縄を取り掛け島々を引き寄せましたと伝へます。
 外国へ旅をして沢山たくさん祭祀を致しましたが米国のグランドキャニオンへ参りました、其の山々の中に出雲の神座でありますと名乗られる霊山がございました。
 その前に立った後俄に鼻血が出て止まらなくなったので、乗っていた船をコロラド河の岸へ付け其処からグランドキャニオンの神座まつりを致しましたが、其の折の導神に八束水臣津野神が居られたのです。
 宮主と米国を結ぶ太縄になりました。
 米国と言う国魂を引き寄せる国引きの神です。
 幾多の海外旅行の果てに日本と世界のみたま祀りと称する会が生まれまして、只今は新潟県の弥彦神社の参集殿に於いて一年に一度の祭祀を六月に執り行って居るのですが、此の近くに 出雲岬 ( いづもさき )  があって此処の町長であった、八木氏の依頼で神丘の上から出雲岬祭祀を致しました。
 古代に於いて現在地から沖合三粁米の所に出雲の社が築かれて居たと神示され、白銀造 ( しろがねつく ) りの神殿を拝見致しましたが、此の町の石井神社が大国主命の宮殿と伝へられて居て参拝致しました。
 此の地の神木で船を造った大国主命が佐渡島へ渡り鬼退治致しましたと語り伝へおりますが只今宮主は十二月の縁日 ( ゆかりび ) に宮主降誕祭を此の出雲岬と石井神社で執り行う様に致しました。
 此の神社に思ひがけず、八束水臣津野大神の出現に逢ひ奉ることになり、此の神力を拝借して「国引き守符」を作成致しました。
 人が生きる人生に必要な、その人の国造りがあります、人も仕事も運命も其の一つひとつが生きた国々と心得て其の国に縁を結ぶ太縁のお働きを頂いております。

 国引きの神力が縁結びの神力になるところに出雲の神が関る不思議 そして 出雲の地名をお付けになったのも此の八束水臣津野神であると出雲風土記に記されて居りました。
 新潟県を( こし ) の国と申します。そして古事記の中に記す大国主命と越の奴奈川媛 ( ぬなかはひめ ) 命の恋物語りは確かに 此処が古代の出雲 そして 今も出雲岬が出雲の神々の神郷であることを告げております。

2013年3月1日

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