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今月のメッセージ


三月、ヤヨイの意味を考える

日垣宮主


 睦月が一月で如月が二月で三月が弥生であります。
 春 夏 秋 冬 の四季が一ヶ年の大自然界の営みです。
 太陽と月と地球の間に生まれる此の世の営みを (コヨミ)  に表して一月から十二月に分けられました。
 古来、此の国では太陰暦と申します月の光波を十二の月に分けました。そして一ヶ月毎に一月がムツキ・二月がキサラギ・三月をヤヨイの月とお呼びしたのですが、日垣宮主は古事記神代の巻を神示の中で解説し、古事記眞伝への文と題し公に致しましたが其の解説の悉くが、日本語の発声五十音に秘められた神界の物語りで、神代の話が本当は現代に生きている人間、とり別け日本人が如何にして生み出され、如何なる生き方をすべきかを物語る人生の神伝へでありました。

 漸く天孫降臨と申します物語りを以て人生の理想とうべき民族の話を以て古事記神代の巻を完成させたのですが その時 初めて日本にだけ伝る 暦 の表現が月の世界から生まれる不思議さを知ったのです。
 毎月一度のメッセージに、ムツキの話から キサラギの話迄お届け致しましたが 扨 三月をヤヨイとお呼びする言葉の意味を説明する時、巷間に伝はる弥生とは万象が生き生きと躍動する月ですだけで良いのだろうかと思ったのです。
 改めて宮主と共にお考へ下さい。
 万象を生み始めた創造主が初めに言葉になりました。その言葉は光りでありましたと申し伝へるところはキリスト教典バイブルからも感覚されます。
 古事記眞伝への文の中で此の事は詳しくお話致しましたが、目の前に三月ヤヨイの意味を説けと申されましても簡単にお話できません。
 矢張り神様からの解説を聞くことに致しました。
 此の世は日月の働きの中で存在する。
 日の神が生命の根元で月の神が霊魂の根元です。
 此の世の森羅万象は悉く、月の神の光の中で息をしている。
 その息づきが地球上で海になり山になり川になり、草木鳥獣になった。私もあなたも。
 森羅万象の存在は月の光の息づきで其の息づきが、水の神になっている。
 水の根元に水素原子核があった そして 此の水素の粒子波が月の息づきで万象に変身する。
 変身する月の光が三月と言う息づきを始める時、その息づきのことをヤヨイと申します。
 四月になるとウヅキと申します、五月になるとサツキに変ります。
 ヤヨイの息づきが創造神界を動かしますと 人間一人ひとり 万象悉皆 に亘りますので協力な神波が、神道で言うところの(アメ)清霧(サギリ) 国の清霧化します 天の清土(サヅチ) 国の清土(サヅチ)などとお呼びする息吹きに変りますので此の神波のことを 八重事代主(ヤエコトシロヌシ) 八心思兼(ヤゴコロオモヒカネ) の神とお呼びするのです。
 弥生は八境(ヤサカ) 顕現の神の粒子の躍動を表します。
 三月が正に正に此の月光の神粒子をお招びする月と知る時 宮主は改めて三月春分のミタマ祀りの神意の程を感受するものであります。

2014年3月1日

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