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今月のメッセージ


「時」の神力を思う

日垣宮主


 今日は四月の十一日です。
 今月と云う月の中で 時 と言う神様が絶対の神力を振りおこします。。
 巨大な地球と世界と人類の動きを 絶対 と云う神力が支配しております。
 古事記神代の巻の初発に 此の絶対力が示されております。
 天地初発の 時 高天原 と記します。
 時 が天地を生みます。
 時 が天地創造の高天原なのです。
 二〇一五年と云う年のうち 四月と云う月がございます。
 暦 と言う文字の中に 太陽と月と地球の動きが示されます。
 四月を太陽暦で一から数へて四ツ目のお日さまでありますのに月の暦では「卯月(ウヅキ)」と申します。
 四月 卯月 如月 弥生 と申します暦に示される尊称は夫れぞれに絶対神体で夫れぞれの神躍を表す道理があって 卯月大神は如月にもならず弥生にもなれません。
 夫れぞれの絶対神力を表さねばなりません。
 日垣の庭では必ず此の相違を厳重に別けて 時 の祭祀を致します。
 私達人間には天命に依って時を祭祀る力を与へられております。
 祭祀民族と申しまして日本の国に生まれますと「時」と云う神力を与へられるのです。
 四月の中で卯月の神も如月の神も弥生の神も自在に祭祀ることが出来るのです。
 神法自在の天命を戴く民族が倭民族であります。
 大倭豊葦原の国の生命の川から誕生したのが倭民族で私達の体内に一人残らず此の祭祀力が備はっております。
 此の祭祀力は倭民族の血筋の中に秘められる。
 全ての祭祀が豊葦原瑞穂の国と云う祭祀の海から採り出す神の力に依って成り立つのです。
 此の神力を振りおこす人は絶対に神人一体でなければなりません。

 民族に民族の血汐が流れておりますので此の血汐が乱れた時、祭祀は通りませんので、神道人は絶へず身魂を正常に保つべく祈ります。
 身禊を致します。
 日本語の中に宿る民族の魂がありますので迎神の作法をして祝詞を奏上します。
 姿勢を正して三礼四拍手一拝したら 柞葉 ははそは 大神魂千別きませ あーえーいーおーうー あーえーいーおーうーと五音を発声しますと、やがて自己の内部神波に同調します。
 さまざまな祭祀がございまして祝い言葉もございますが祭祀の真髄は此の五音の発声の中に秘められております。
 一月は睦月の神 二月は如月の神 三月は弥生の神 四月は卯月の神 五月は皐月の神 六月は水無月の神 七月は文月 八月は葉月 九月は長月 十月は神無月 十一月は霜月 十二月は師走の神ち一応覚えてほしい。
 人は皆月の神界から霊魂を拝受するので月毎に訪れる一日から月末迄に到る月神への祈りと作法は夫れぞれに弁へていただきたい。
     ※    ※     ※
 確別に死后の祭祀に就いては別記する。

2015年4月11日

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