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今月のメッセージ


平成二十一年五月へ

日垣宮主


 現代太陽暦で五月のことを皐月と呼んでいるが古来、一月の 睦月 ( むつき ) から二月の 如月 ( きさらぎ ) 、三月の 弥生 ( やよひ )   そして四月の 卯月 ( うづき ) ( すべ ) て太陽暦に関わる月の神界の御働きである。
  だから五月へのメッセージは卯月のメッセージになる。
  一月のムツキ・二月のキサラギ・三月のヤヨヒ・四月のウツキ・と言う様に呼んでみると気がつくのは言葉の中に秘める神々の働きである。
  む つき
  き さらぎ
  や よひ
  う つき
  さ つき
  み なつき
  ふ みつき
  は つき
  な かつき
  か むなつき
  し もつき
  し はす
  上の様に記してみると一月から十二月迄に秘める神の動きが浮かんでゆく。
  む=睦み産霊
  き=見えない神気の世界
  や=見えない神の力
  う=上下左右前後 四方八方へ此処から動きが生み出される
  さ=招び出す 誘い出す
  み=見える世界を表す
  ふ=虚空界
  は=光波が開く
  な=生命力が生まれる
  か=微妙な不可視光線界
  し=集め凝縮するそして結ぶ
  し=集め凝縮させた所から新生を生み出す

 上の様な神意を含むと知るのだが此の様な流れを世界中、何れの國に於いても表すかと言えば、此の言葉を生み出す民族だけが使うことの出来る神力である。
地球上に無数の民族が存在して、その民族だけに通用する言葉がある。
  その言葉の中に民族の生き方が入っているのである。
  日本民族よ卯月を生きよ
  自己の 我 を棄てよ
  応変自在であれかし
  民族よ 自己を信じ 内なる血汐の流れに合掌せよかし。

二〇〇九年五月一日

 


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