今月のメッセージ
ながつきの話
日垣宮主
昔から旧暦の九月のことを長月と呼びました。
九月が何故長月であるのか良く判りませんでしたが判らないことだから判る必要があると思って今月は長月の意味を少し深く探ってみることに致します。
言霊の働きで な の意味は生命力 生きる力の事でした。
ながつきの が の意味は神々の集合であり 隠れた働きであり 神波のことでありました。
ながつきの つ の意味は星のことでした。
ながつきの き は氣が天に結ぶ力のことであります。
つき を月に求めますと、月は霊魂を誕生させる母神様になるのです。
ながつき様は 生命と霊魂を誕生させる母なる神の神力を 天 に結びなさる祭祀力と云うことになるのです。
宮主は九月二十四日に長月の神様のおまつりをさせて頂きましたが その時 九月二十三日の秋分祭にお出坐し下さった神様方が発動なさった祭祀力の中に、全天の星神を母神が全身を
神前に捧げまつる紅白の人形の一体ずつを母神の衣にお包みくださるのです。
その衣は一枚一枚がお星さまなのです。
まさにまさに ながつきの祭祀力ではありませんか。
秋のみたま祀りが、長月の神様のお蔭でありました。
お日さまもお月さまもお空に光り耀く神さまなのですが、その神様だって自由ではありません。一年に春と秋の二回だけしか神氣の交流はできないのです。
九月ながつき様だってお働きなさるにはそれだけの條件が必ず付きます。
ましてや此の世に生れる人間一人ひとりに付いている天と地の意志のほどを改めて思ひ知る次第です。
2014年10月1日