みそぎ体験教室開催
みそぎ体験の指導をする宮主
2006年
8月13日、神奈川県・西丹沢にある日垣の庭本部においてみそぎ体験教室を開催しました。
初めての体験者にはありがたいほどの晴天に恵まれたこの日、宮主じきじきの指導の下、参加者は白衣に身を包み、緊張な面持ちで瀧にはいりました。
無心の境地に
まず、合掌、三礼四拍手一拝。左足から一歩ずつ水の中に入って行きます。言われるままに肩まで水に入ったりしながらいよいよ瀧の下へ。平常心を保っているつもりでも、初めての方はみな、この時点で頭が真っ白になると言います。今回の参加者もまた例外ではなかったようです。ゆっくり息をはき、呼吸を調えます。宮主が石笛を吹き、みそぎもいよいよクライマックス。勢い良くしたたる瀧からでて、また一歩一歩水のなかで歩みをすすめ、水からあがります。終わりは四拍手三礼でしめくくります。
一般的なお作法はもう少し複雑ですが、初めての方にはこうした省略形をとることがしばしばあります。それでも、最初は緊張のあまり、ぎこちなくなってしまうものです。
白衣に身を包み、緊張な面持ちで
瀧に打たれる体験者
みそぎ体験後は、宮主による特別講義が行われました。「人の魂は、何度も生まれ変わります。何度も何度も生まれ変わっている魂もあれば、この世に初めて生まれてくる魂もあります。生まれてくる際、人として生まれてくる場合もあれば、そうでない場合もあります。人として生まれてくる経験の少ない魂は、人間の『肉体』を持ったとき、どのように操ってよいかがよくわかりません。ぎこちないのです。あるいは、何度も人として生まれ変わっている経験のある人は、また違った感覚を持ちます。この違いは、魂の発生源に関係しています。いずれにせよ、経験の浅い人も豊富な人も、瀧に入ると無心になって自分自身と向き合うことができます。みそぎは罪穢れをおとす儀式といわれますが、そうではありません。自分の魂と向き合い、自分自身の中にある神に手を合わせるのです。自己練成・自己確立のためにみそぎをするのです。」宮主はこう語りました。
みそぎ体験もいよいよクライマックス
そのほか、何のために人が創られたのか、なぜ古事記を学ぶのか、それがどれほど大事なことなのか、人と神のあり方、日垣の庭は、いまの宗教で唱えられているように神様を拝んでお陰をくださいというところではない、など例をあげながらいろいろな話をし、約1時間に及ぶ講義を終了しました。
なかなか個人的に宮主と話す機会の少ないことを知った参加者は、「大変貴重な経験をさせてもらった。自分になにができるかわからないが、地球のために人類のためにすばらしい活動をされている宮主様には、これからもいろいろと指導していただきたい。生まれてはじめての、夢のようなあの瀧の打たれての貴重な体験は、本当の自分と向き合うような間違いなく神聖な気持ちになるものだった」と語っていました。
日垣の庭では、今後もみなさんの要望に応じてみそぎ体験教室を開催していきます。
体験希望の方は、事務局までご連絡ください。お待ちしています。