読書のすすめ2
『生と死の書』
人が言葉を出す。
生まれたばかりの子が言葉を出す一番はじめ 發声を日本ではオギャアーと表現する そして人が亡くなる一番終りの声をウッと表現する。
オの發音は 無から有へ入る瞬間の音。
ギの發音は 強力な舞の手を表わす。
ヤの發音は 神の力。
アの發音は 光を表わす。
綜合すると オギャアーとは生まれた子の此の世へ向けてのあいさつであろう。
無の世界から有の世界へ出て参りました 此の舞の手は神の光でございます どうかよろしくでありました。
亡くなります その折の一息 ウッ は一切へお別れする 星の声 でありました。
斯の様に生と死の言葉があって人間の世界が始めと終りを告げます。
宮主が書き綴る 生と死の書 をお読みくださいますなら 到るところに此の終りと初めの息づきが秘めてあります。
声に出してお読みください。
その時 此の本の文章は読む人の人生模様に染まる筈です。
人は考えながら生きるものではありません。
考えは常に 生の後 に付いて参ります。
一つの考えに到達する時 其処で一息が終り 同時に次の生が始まるのです。
世にウツ病と称する病氣があるが是れは言うなれば 別れ病 と表現できましょう。
一瞬の 生氣 が途切れる病氣です。
人生は一瞬毎に生と死の連続 その中で眞実の 生 を拝受できる道を記しました。
二〇〇七・七・二五
二伸
生と死の書から採り出す民族の 生 を物語って「民族の帖」物語りがやがて出版されると思う。
生と死の書 いのちのはなの教典(おしえふみ) |
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