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読書のすすめ 34

 日本神道祭式伝(上巻下巻)

古事記眞伝への文 全十二巻 神道は日本の国と民族の生命の ( はな ) を咲かせる道でありますので、宗教ではありません。
  日本人の生命は間違い無く太陽の神・天照大神から戴く魂であります。
  天照大神が生命の根元を高天原と名付けまして其処から神々を誕生させ、その神々に夫れぞれの使命を与えなさいました。
  日本神道祭式伝と申しまして日垣宮主が書き上げた此の本上下巻は、天意を受けなさる神々の神力に応じまして、祭祀を執り行う立場の人間が如何なる作法を以て御仕えしたら良いかを、宮主自身が夫れぞれの神に問いながら作成致しました。
  受ける側の波動と授ける側の波動が合致する時、そこに祭祀が稔ります。

 上巻の目次から――座は何故奉齋するのかを説き、その祭式の作法に就いて  生業 ( なりはひ ) 七代 ( ななよ ) の神  産土 ( うぶすな ) の神 国魂の神  直日 ( なほひ ) の神 天皇神界 祖霊祭 日拝 夕拝 月次祭を一月から十二月迄 その祭式 ( ゆう ) 祭と ( けん ) 祭 交通安全 財宝 満月  誓霊 ( うけひ )   鎮魂 誕生 箸初め 七五三祭 などを学びます。

下巻の目次から――成人式 結婚式 養子縁組  玄胎 ( げんたい ) 形成神法 家屋 墓所 地鎮祭 上棟祭 落成祭 方位除  夏越 ( なごし )   師走 ( しはす )   越年 新年 諸神法解説( 玉鉾 ( たまほこ )   月映 ( つくばへ )   息永 ( おきなが )   祈願 ( いのり ) 文)

※     ※     ※

 祝詞本 上 中 下 別巻 を作成して置きましたが、その内容細説 そして日本神道が天皇神界から其の神力を採り出すと云う秘儀を祭式伝の中から採り出せれば あなたは 間違いもなく神道人であります。
田畑に農作物が多数あっても米と麦が中心である様に、神道の中心は太陽と月であります。
祭式の中に月神に関わる作法が沢山あるのは、此の世の人間にとって、生命と霊魂とどちらが大切かと言えば、生命の方が大切でありますが、現実に動くのは霊魂と実体とみたま祀りの数々であります。
生命の根元が天照大神で神美むすび大神で、霊魂の根元が月読大神で高美むすび大神であります。

 祭式を執り行うあなたは人間でありますが、如何ほど素晴らしい神々が居ても 人 が存在しなかったら其の神々は存在しないに等しいでしょう。
ですから
人は日月の間に立って生かされる存在ではありますが、「日月を生かす虚空神」と云う存在であります。
虚空は 零 を表すが零の中には一切が含まれると云う真実、其処に神道祭式が生きて参ります。
日本民族の本質が虚空民族であるとは宮主が重ねて申しあげるところであります。

 平成二十四年十一月十一日記

日本神道祭式伝 A5判上巻369頁/下巻365頁価格21,000円

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読書のすすめ 一覧
34日本神道祭式伝(上巻下巻) 33神修の勵め 32古事記眞伝への文 全十二巻
31「神道教室・再臨」の話 30古事記眞伝への息吹き三巻 29電磁波で解く日本神道
28古事記眞伝への息吹き二巻 27神道振言文 第一巻 26古事記眞伝への息吹き
25神様と人と民族のお話 24墓造りの本のお話 23日本に伝わる智恵の泉
22神道と心の旅路 21天皇神界学問処 20指紋易
19天孫降臨物語り 18人相開眼 17産土の神のお話
16太祝詞と解文 15民族の帖 14人と神と悟り
13画集 日影 の話 12葬禮と祭式と人生 11天皇の神界
10人と神と占い 9心を祭る 8地球まつりの旅
7日本の神々再臨の記 6誘我帖の話 5神座の書(月映伝)
4神道口伝 國鳴の書に就いて 3振言文の話 2生と死の書
1神道読本

 

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