読書のすすめ 27
神道振言文 第一巻 のこと
此の本は日垣宮主が昭和五十五年の頃 九州久留米の高良山の神縁を頂いて鹿島神宮を中心に身魂の如何なる存在であるかを
只管
に求め 高良の姓名を使わせて戴いていた求道録の一端を思ってお読み願いたい。
鹿島神宮の道場を借りて二十ヶ年続けた神道の修行は此の大地を神の大地と踏みしめながら 歩み方 を神伝えして頂き、二十年目に其の歩みを平地から 山嶽 へ変え始めた様に思う。
その山嶽は、目の前にある山へ登るので無かった。
自己の内なる神の波動を以て一寸きさみに積み上げる神体山でありました。
登るに連れて心魂に見えてくる神景がございます。
初めて見る景色へ神々が解説をなさいます。
その解説は自己の内面に湧き立つ一歩一歩の悟道でありました。
書き綴る前に 神道教室 でお話を致しますと其の録音テープが百巻を越えました。
改めて其の学び言の葉を文字に致しました。
それが神道振言文で初めの一巻が完成してから三十二ヶ年経ちまして 私は改めて此の本を読み返しました。
驚きました。
新鮮な道が書き綴ってあるでは無いですか。
一文一文が胸にしみとおります。
人生を、そして神を真実に求める人に私は此の本を御すすめします。
全部で五巻書いた所で私は筆を止めました。
毎日毎日が 一刻一刻が 書き残さねばならないことで精いっぱいになったのです。
そして今、古事記眞伝への文を題する神代の巻十二巻と天孫降臨物語りを世に出し、更に電磁波で説く日本神道物語りを送り出すところでございます。
神を知る道の 標 の文にこよなき慈しみを添えて此の拙文を記す次第であります 。
平成二十四年二月三日
神道振言文 第一巻 四六判●308ページ●4200円
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